翻訳する際に避けた方が良い表現

英文を日本語に翻訳する際に、避けたほうが良い表現や手法も存在します。

例えば、擬音語を多用するのは、避けた方が無難です。

擬音語とは、音を表現する言葉であり、「ギシギシと床が軋んだ」の「ギシギシ」の様に直接的に音を表現する方法で、上記の様に、少し使用するだけならば、翻訳する際にも効果的に使う事が出来るかもしれませんが、しかし、これを多用してしまうと、「ドンと言う大きな音が聞こえたので、私は、ハッと振り返り、ドタドタと音の方向に走って行った」と言った様に、頭の悪そうな文章が出来上がってしまいます。

上記の表現ならば、あえて擬音語を入れる必要はないとも思いますが、入れるとすれば、「大きな爆発音がしたので、音の方向を確かめ、ドタドタと足音が出るほどに急ぎ向かった」の様な使い方をすれば良いのではないかと思います。

そして、漢字を多用しすぎても、見づらい文書になってしまう場合があります。

「壮大な景色に目を奪われ声も出さずに立ち尽くして居た」の様な文章は見づらく感じさせると思います。

「壮大な景色に目をうばわれ、声も出さずに立ちつくしていた」の様に多少ひらがなを混ぜた方が読みやすい場合もありますので、この様に、翻訳家や翻訳会社などが避けた方が良い表現方法や手法も多々あるのです。

比喩の翻訳

日本語には、比喩と言う表現方法が存在し、これは英語では「Metaphor」と言います。

比喩とは、何かしらの物事を借りて例える様な表現方法で、「宝石のような目」ですとか、「透き通る肌」の様な表現方法を指します。

そして、比喩にも種類が存在し、直喩と隠喩があり、直喩とは文体の中に例えている事を指し、「鋼のように硬い意志」と言ったとおり、「ように」と言った、比喩であると宣言している表現が入っているものを指し、隠喩とはそういった文体を入れずに、上記の比喩だと、「鋼の意志」と言った表現方法になります。

こういった、比喩を翻訳するのは、翻訳家や翻訳会社の技術を必要とするでしょうし、なかでも、文体の中に比喩だと宣言しない隠喩は、特に分かりづらいのではないかと思いますので、かなりの読解力と、国柄の特徴を知っている必要があると言えるかもしれません。

小説家の中には、比喩を好んで使う人物も往々として存在しますで、翻訳家や翻訳会社は、翻訳する対象の小説家が、比喩を好んで使う人物かと言う事も知っておくと、後の苦労が減るかもしれません。